3. 取引の流れ② 取引の実行手順

取引の実⾏

取引の実⾏手順について、以下の取引ケースをもとに説明します。

  • 発注側であるオーナー組織が注文書兼注文請書を発⾏し、取引先側が受領した注文書兼注文請書に署名を⾏う場合
  • すでに取引先と注文書兼注文請書などの授受や署名⼿続きが完了していて、その案件に注文書兼注文請書を追加して授受や署名を⾏う場合

ワークスペースの選択オーナー組織

ワークスペースの選択

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    取引先との文書の授受を⾏うためのワークスペースを選択します。
    例:オーナー組織(受発注ホールディングス)と取引先(N株式会社)とのワークスペースを選択。

ビジネスフローの選択オーナー組織

ビジネスフローの選択

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    取引を⾏うビジネスフロー名を選択します。
    例:すでに登録済のビジネスフローを選択する場合の表⽰。

ドキュメントのコピーオーナー組織

同じ案件で追加の注文を⾏うような場合は、ドキュメントのコピー機能を使用します。
例:過去に⼿続きが完了したドキュメント「注文書兼注文請書」をコピーして、追加の「注文書兼注文請書」を作成。

ドキュメントのコピー

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    ドキュメントの右上にある[…]を選択し、「同じドキュメントを追加」を選択します。

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    コピーするドキュメント内にあるタスクの順序や担当組織があらかじめ⼊⼒された状態で表⽰されます。

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    設定値は変更できないため、画面右下にある「追加」を選択します。

    ドキュメントのコピー(追加)

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    コピー元のドキュメントの下に追加されたドキュメントが表⽰されます。

    追加されたドキュメント

ドキュメントの追加方法

既存のビジネスフローにドキュメントを追加する方法として、以下の2種類があります。

担当組織が同じドキュメントをコピーしたい場合

ドキュメントの右上にある[…]を選択し、「同じドキュメントを追加」を選択します。
ドキュメントの「担当組織」が設定された状態でドキュメントを追加することができます。

担当組織を変更したドキュメントをコピーしたい場合

ビジネスフロー画面の下部にある「テンプレートからドキュメントを追加」を選択します。
担当組織を改めて指定してドキュメントを追加することができます。

サービスオーナー側の手続きオーナー組織

追加したドキュメントに対し、オーナー組織がビジネスフローに従い下記タスクを実施します。

サービスオーナー側の手続き

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    担当者が「注文書兼注文請書」を「アップロード」します。

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    承認者が「承認」します。

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    署名者が「署名」します。

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    オーナー組織側の⼿続きが完了すると取引先に署名依頼などのメールが送信されます。

署名依頼メールの受信取引先

取引先が署名依頼メールを受信した後の手続きを説明します。

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    オーナー組織による手続きが完了すると、取引先の署名担当者宛に「ドキュメントの署名のお願い」というメールが届きます。

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    ビジネスフローURLに記載されているURLへアクセスして署名します。

署名の実行取引先

取引における署名の手続きを説明します。

署名が必要なドキュメント

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    注文書兼注文請書のドキュメントが「取引先N株式会社」の署名待ちになっていることが確認できます。

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    「第一事業部」グループで、「署名者」ロールが割り当てられているユーザーが署名を⾏います。
    「署名」の右側にある「実⾏」をクリックします。

事業者署名型電子署名の実⾏

事業者署名型電子署名(2要素認証)の場合における署名の手続きについて説明します。

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    「認証コードの送信」を選択すると、アカウントに設定している電話番号宛に、SMSの認証コードが送信されます。

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    届いた認証コードを⼊⼒し、「署名」を選択します。

    認証コードの⼊⼒画面

事業者署名型電子署名(2要素認証有り)の実⾏条件

以下の2点が完了していないと署名を実⾏することはできません。

  • メールの到達確認
  • SMSを受信できる電話番号の登録

事業者署名型電子署名(2要素認証無し)の実⾏条件

メールの到達確認のみで署名を実行できます。

当事者署名型電子署名の実⾏

当事者署名型電子署名の場合における署名の手続きについて説明します。

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    「署名」が当事者署名型電子署名の場合は、使用する証明書を選択する画面が表⽰されます。

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    使用する証明書には、以下の選択肢があります。

    • 自分の電子証明書

    • 〇〇(ユーザー名)の電子証明書(代⾏)

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    証明書を選択後、「次へ」を選択します。

    証明書選択画面

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    PINコードの⼊⼒を求められるので、証明書のPINコードを⼊⼒し、「実⾏」を選択します。

    PINコード入力画面

電子捺印・手書きサインの実⾏

電子捺印の手続きについて抜粋して説明します。
手書きサインも同様の手順で実施できます。

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    ドキュメントのタスク「電子捺印」の横にある「実⾏」を選択します。

    電子捺印の実行画面

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    使用する印影を選択します。

    印影選択画面

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    印影を選択後、「実⾏」を選択します。

ドキュメントの完了取引先

「取引先N株式会社」の署名が完了すると、ドキュメントのフローが完了になります。
ドキュメントの完了確認の手続きを説明します。

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    問題なく署名が完了すると、上部にメッセージが表⽰されます。

    署名完了画面

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    問題なく電子捺印が完了した場合も、上部に「電子捺印が完了しました。」のメッセージが表⽰されます。

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    ドキュメント「注文書兼注文請書」は、すべてのフローが完了したので、フローの文字がグレーアウトで表⽰されます。

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    「ドキュメントの⼿続き完了のお知らせ」というメールがドキュメントのタスクに割り当てられていた組織やグループ宛に届きます。

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    ビジネスフローURLに記載されているURLへアクセスして、ドキュメントが完了したことを確認してください。

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    該当するビジネスフローの画面に遷移します。

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    取引を行った両社の署名が完了し、ドキュメントのステータスが完了していることが確認できます。

    ドキュメント完了画面